scroll

うつつ川について

こだわりの食材を使った料理とお酒で
特別な時間をお過ごしください

お宮参りや七五三、結婚の挨拶、還暦や米寿のお祝い。日本にはハレの日といわれる、人生の節目が多くあります。普通の人が普通に働いて、人生の節目の日に少しだけ贅沢な気分を味わっていただきたい。そんな想いで、ここ新小岩にお店を構えました。ハレの日ではなくても、毎日の生活から少し離れて、非日常の特別な時間を過ごしたい日もあると思います。美味しい料理とお酒を味わいながら、お話しを楽しんで幸せな気持ちになれる。「うつつ川」はそんなお店です。旬の素材と確かな料理で、お客様にお喜びいただけるように、精一杯のおもてなしをご用意してお待ちしております。

松尾 芳憲

店主
松尾 芳憲 Yoshinori Matsuo

長崎県現川町生まれ。少年時代、家庭科の授業で学んだ料理を祖母や妹に振る舞い、「美味しい」の一言が料理人を目指すきっかけとなる。高校卒業後、エコール・キュリネール国立(現・エコール 辻 東京)の日本料理部門へ進学。卒業後は日本料理研究家の斉藤辰夫氏のもとで修業し、刺場を任される。その後も、和食を中心に13年間にわたり様々な店舗で経験を積む。2018年9月、東京・新小岩にうつつ川を開業する。

関アジをはじめとした豊後水道の
朝獲れ鮮魚を刺身で味わう

大分県と愛媛県の海峡に位置する豊後(ぶんご)水道。太平洋と瀬戸内海がぶつかり合う潮流が速い海域のため、ここで獲れる魚は弾けるような弾力を持っています。豊後(ぶんご)水道で獲れた魚を出来る限り新鮮な状態で仕入れるために、早朝、港からあがった魚を空輸で輸送して夕方にはお店で調理。産地直送の朝獲れ鮮魚を刺身でお出ししています。椀物や焼き物なども旬のものにこだわっており、出汁は天然の昆布と鰹節から。豊洲で仕入れた食材はすぐに下処理をして鮮度を保ちます。良い状態の食材を丁寧な仕事でご提供するおまかせコースの珊瑚(さんご)、翡翠(ひすい)、琥珀(こはく)、瑠璃(るり)をご用意しています。

土佐備長炭で食材本来の
味わいを引き出す

備長炭は古くから和食には欠かせない燃料として使われてきました。「うつつ川」では、約100年の歴史を有する土佐備長炭を焼き物料理に使用しています。備長炭は炭自体が発熱して燃えるため、強い遠赤外線を発します。遠赤外線は焼く食材の表面だけでなく、中のほうへじっくり熱が入るため、強い炭火で焼いても表面が焦げずに素早く焼きあげることができるのです。魚の皮はかりっと、身はふっくら。肉はやわらかさを残しながら、肉汁を閉じ込める。食材本来の味わいを引き出す土佐備長炭で焼き上げる、焼き物料理をご賞味ください。

幻の名陶といわれる
現川焼を目で見て愉しむ

現川焼は、元禄時代“京の仁清(にんせい)、西の現川(うつつがわ)”と称されるほど評価されるも、忽然と姿を消した幻の名陶と言われています。その特徴的な模様は藤の花と蝶々。刷毛目(はけめ)と言われる技法で、神秘的で味わい深い模様を浮かび上がらせています。その技法を再現している土龍窯(どりゅうがま)に訪れ、刺身皿や焼物皿、煮物皿、小鉢に至るまで、一つ一つ丁寧に作っていただきました。その現川焼は、どれも料理が映える器ばかり。私の故郷、長崎県現川町の窯元で生まれた現川焼を、目で見てお愉しみください。

料理を引き立て会話がはずむ
本当に旨い日本酒を厳選

かつてはブランドや産地だけで選ばれることが多かった日本酒ですが、いまは味わいを重視する時代を迎えていると言われています。それは、造り手である蔵元が吟醸や純米といった製造方法を超えて、蔵元自らが納得する酒質を求めているから。そんな日本酒と、旨味や出汁を大切にする和食は相性が抜群に良いのは当然ですが、もちろん何でも良いというわけではありません。「うつつ川」では、銘柄に捉われない本当に旨い料理に合う日本酒をそろえています。